一般公開用「学光」秋号
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ActionAwareness of essential aspectsLooking back on the actionCreating alternative methods of actionTrial  行動管理だけであればPDCAサイクルでよいかもしれませんが、一人の人間として、一学修者としての成長をめざす上では、本質的な気づきや成長が不可欠です。この点、コルトハーヘン(Korthagen,F.)のALACTモデルは、元々は教育 形だけ見ると、PDCAサイクルと同じように受け止められるかもしれません。さまざまな考え方はあるでしょうが、一点だけ述べれば、③の「本質的な諸相への気づき」はALACTモデルの大きな特徴です。 同時に、このモデルとセットで示されている「玉ねぎモデル」では、リフレクションを進める個人のパーソナリティを、表層にある環境や行動から、内面的な価値観や使命感など6つの層で表現するものであり、そのコア(中核)は、コアクオリティと呼ばれています。 学修者として成長していくということは、学修行動をマネジメントするだけではなく、自らにとっての学びの意味という本質的な諸相に気づきを深め、価値観や使命感の元にあるコアクオリティを掘り下げることなのです。者の成長を促すためのフレームワークで、リフレクション(省察)のプロセスを示したものなのですが、学修者の成長を促進するためにも大いに示唆的です(なお、ALACTそれぞれの意味は次の通りです)。 今年度後半の学修、さらに次年度の学修に向けて、通教生の皆さんお一人お一人の学びと成長の人生が充実し豊かなものになりますように念じております。試み行為行為の選択肢の本質的な諸相への気づき拡大行為の振り返りLIGHT OF LEARNINGvol.28ALACT(アラクト)モデル学修者としての成長

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