一般公開用「学光」冬号
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NEWS PAPERCHECK!NEWS PAPERLIGHT OF LEARNINGvol.314学光ポータルTOPページの「学修支援だより」から2022年4月以降の自立学習入門講座が閲覧できます。それ以前の過去の内容は、同じく学光ポータルTOPページの「デジタル副教材」から閲覧ができます。これらの作業を次のような方法で効率よく進めることができます。第1に、自分の知識や経験を総動員して思索を深めること。パラグラフの内容を既知の情報か新しい情報かに分けて、前者であれば読み飛ばし、後者であればしっかり汲み取ります。第2に、問題意識をもって読むこと。問題意識はレポート課題、試験の予測、自分の関心などによって形成されます。問題意識と照らしながら重要箇所や大事なポイントを見つけ出し、後利用のために色や印を付けて強調させます。第3に、「読む+書く」の繰り返しを心がけること。読むことはインプットが中心となる行為であり、書くことは自分の思考や理解を整理してアウトプットする行為です。書くことを通じて読んだ内容をかみ砕き、自分の記憶に定着させることができます。中心となる主題は何か、それを支える根拠やデータはどこにあるかを分析し、文章の論理構造をつかみます。3信頼の検証 疑問に感じる内容や怪しい箇所があれば、ファクトチェックを実施して信頼性の判断を行います。4 応用の展開 価値のある情報をレポート作成や自分の知識の更新に活かします。さらに情報にラベルを付け、分類を行い、自分の資料庫を作ります。5 保管の場所 大事な情報がなくならないようノートやパソコンを用いてしっかり第4に、意味理解のノイズを取り除くこと。大体の理解や曖昧な内容が残らないようすべてを明確にします。この際、ネット調べを常に利用可能にし、また自力で解けない問題は、学光ポータルの「教員への質問」を利用して解決しましょう。管理しましょう。その際、情報を探しやすく再活用しやすくすることは原則です。情報を整理する際に文字だけではなく、フローチャートや構造図を利用するとより一層効果が高まります。図解による表現は「一目で分かる」「論理構造を直観的にとらえる」といったメリットがあり、おすすめです。2.パラグラフの論理構造の読み解き下流へと読み進めると、テキストの一字一句も吟味することが必要です。これはパラグラフの論理構造を読み解く精読となります。精読の作業は3つのステップがあります。① パラグラフから主題や根拠を3.スマートな情報整理方法テキスト学習は、教科書だけではなく、補助教材、参考文献、新聞記事、インターネット上の集合知なども含まれます。こうした溢れる情報をどのように整理し、価値をどのように創りだすかは現代人にとって悩ましい問題となっています。情報整理には次のような方法が有効と考えられます。見つけること。② 推論の弱点があるか否かを検証すること。③ ポイントをノートなどに要約すること。1 知識の抽出 集めた情報から重要だと思われる概念、有用な知識、すぐれた内容などを見つけ出し、ノートなどにまとめます。2 構造の分析

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