一般公開用「学光」冬号
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20weivretnI▼経営する行政書士事務所 k.nakata@nakata-low.netLIGHT OF LEARNINGvol.318Interviews行政書士を目指している方、または、行政書士として社会で活躍されている方は、ぜひお気軽に以下のアドレスまでご連絡ください。長男、次女と 次いで、長女、次男もそれぞれが希望する進学先を勝ち取り、これを機に、母への親孝行になればとの思いで、また池田先生が創立された学舎で学び人生の価値を高めたいとの強い思いで通教へ入学しました。卒業生東京都在住中田 佳子さん繋がり、4度目の挑戦で合格を勝ち取ることができました。中田さんからのメッセージ母へ親孝行がしたい 高校時代、大学受験の勉強に追われ、偏差値で同級生と比較されては順位を競い合う日々を過ごしていました。徐々に人間関係でも悩むようになり、何のために勉強するのかさえ分からなくなっていきました。母への反抗心も芽生え、「高校卒業後は大学進学や留学を通して学びを深め、豊かな人生を送ってもらいたい」との母からの言葉も耳に入らず就職することに。その後も母との溝は深まっていく一方でした。 しかし結婚後、4人の子宝に恵まれ、専業主婦として家庭に入った私は、地域の先輩である上野智恵さんから子育てについて様々なことを教えていただく中、私が高校生だった時の母の気持ちと現在の自分の気持ちが重なり、次第に母への反発の想いが尊敬と感謝の念に変わっていきました。 また、子供達が見せてくれた進学のドラマを通して、私の考え方はさらに大きく変わっていきました。長男は、創価大学を受験するも不合格、他大学も全て不合格でした。しかし、一念発起して英語を学び、アメリカのシカゴ近郊のバイオロジー専門の大学に返済不要の奨学金を受けての合格を勝ち取ったのです。勉強とは縁遠かった長男から無限の可能性を学びました。先輩通教生との宝の出会い スクーリングを通して、戦時中に学びたくても学べなかったと語る先輩に何人もお会いしました。学べることへの喜びを語る先輩や、難しい公式を使って数式をスラスラと解かれる先輩のお姿に感動したのを覚えています。また、1学部のみならず複数学部の学士号を取得されている方が多くいらっしゃり、このような先輩方に出会えたことは大きな宝となっています。4度目の挑戦で行政書士試験に合格! 初めてのスクーリングは、岡部教授の授業でした。授業についていけるのだろうかと不安と緊張でいっぱいでしたが、皆が法律分野に馴染みやすいよう学生に寄り添いながら丁寧に講義をしてくださり、感動しました。その中で、行政書士という身近で多くの方の役に立てる資格があることを知り、授業終了後に行政書士の受験について相談してみると、行政書士として活躍されている方の体験談の書籍をプレゼントしてくださったのです。その本を読み、「私も人の役に立てる人生を歩みたい!」と行政書士資格取得への挑戦を決意しました。 また、次女が12歳で不登校となり、行政と関わる機会がありました。その時、行政書士の必要性を実感したことで、資格取得に挑み続けるモチベーションにも女性行政書士として 現在は、都心で行政書士事務所を経営しています。お客様の人生そのものを幸せにするという理念のもと、日々、関わる方が笑顔になっていく姿を見るのが私にとって何よりのやりがいです。また、以前の職場で長年にわたり人事業務に携わっていたことから、採用定着士の資格も取得し、企業の人材定着、採用の際の面接指導など、企業経営者の人材確保の分野にも挑戦しています。  挫折、失望があったり、立ち上がれないほどのどん底に落ちることもありましたが、とにかく成長!と笑顔で前進すると決め、行動してきました。今後は、子育てを終えたシニア世代の女性が何歳になっても社会で挑戦し、輝いていけるようなビジネスモデルを作り、人生のサポートをしていきたいと考えています。行政書士02Story

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