一般公開用「学光」冬号
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3自己アピールになる貴自治体の教育方針のここに心から感銘した。自分も是非お役に立ちたい。自分の想い、決意はこうである。という熱く力強い内容が、自己アピールになることは間違いない。 2確かな面接試験対策になる個人面接は、教職教養や、教育時事等に関する幅広い内容が問われるが、必ず聞かれることは、志願票に記載されていること。一番対策がしやすい。2模擬授業模擬授業のためには、学習指導案を作成しなければならず、それが難しい。今年度、ある自治体の模擬授業後の個人面接で、「模擬授業のその後の展開と評価の方法について述べよ」という質問があった。学習指導案をしっかり作成していなければ答えることはできない。そのための時間を確保するためには、一日でも早く始める。模擬授業そのものも何度もやり、先生方や友人等に見て戴くこと。2担当指導教諭は実習期間全部とその後も1. 実習中何と言っても、実習生の担当指導教諭が一番多くかかわって下さる。朝から晩までという言葉がぴったり。授業をはじめ、生徒指導、給食指導、清掃指導等様々な指導に加え、実習日誌を読み、感想・指導事項等の赤ペンを入れて下さる。実習生の体調にまで、気を配って下さる。教職指導講座/来年度の学修に向けて取り組むことができる「Ⅲ 教育実習の心構え」 4.マナー・礼儀等について ①「明るく!元気に!自分から積極的に挨拶しましょう。」(教育実習の手引 P.9〜10)ある小学校の教育実習の指導訪問に行った時、教頭先生が、開口一番「実習生が、職員室の雰囲気を変えてくれました。本当に有り難い」と仰った。その実習生は、出勤時、退勤時とも職員室で先生方に大きな声で爽やかに挨拶を続けたそうだ。最初は、若い先生方が真似をし始め、そのうち多くの先生方が大きな声で挨拶を交わすようになったとのことだった。7自治体の志望理由を書くことにより、この自治体を何故自分が選んだのか、頭の中が整理されてくる。複数の自治体で迷っている人も、自分にとってどこが適しているかが見えてくる。その結果、肚が決まり、教採対策に集中して取り組むことができる。講師 櫻井 啓雅1.なるべく早く志願票の作成にとりかかり、時間と手間をかけて最高の志願票を完成させることが重要1 肚が決まり、教採対策に集中して2.苦手を後回しにしないことが極めて重要苦手に挑戦しようと児童・生徒に言う立場が教員である。まず、自らが真正面から挑戦し、忍耐力で乗り越える。その経験が自信となり、説得力となる。人により異なるが、論作文と模擬授業が苦手の人が多い。1 論作文書く面接試験といわれる。知識だけでなく教師としての考え方や資質、論理性や表現力が求められる。考えながら書く癖をつけたい。当日は白紙に手書きで書くのです。何度でも添削して戴くこと。1.教育実習の受け入れは、実習校の善意と厚意であることを自覚する1 多くの先生方が、ご多忙の中、講話の準備と時間を確保して下さる校長、副校長、教頭、教務主任、実習担当の先生方をはじめ、生徒指導主任、養護教諭等の先生方から実習生に講話をすることになっている学校が多い。先生方は、お忙しい中、そのための準備と講話の時間をひねり出して下さっているのだ。2.「教育実習の手引」を熟読して実習に臨む教育実習に臨むにあたり、「教育実習の手引き」を必ず熟読すること。ここでは、実際に実習校で見聞した事実も合わせて紹介させて戴く。夏の教員採用試験に向けて教育実習の成功に向けて2. 実習後実習生が去った後、様々な軌道修正が必要になる。遅れた進度を戻す。不十分な指導で終わった授業のフォロー。学級の雰囲気を整える。実習日誌の最終点検と、感想・指導等の赤ペン入れに加え、実習生の評価のための資料の作成等。私の恩師が、「『ありがとう』の反対は『当たり前』だよ」と教えて下さった。実習校の先生方のご指導を当たり前と思わず、感謝の心を忘れず教育実習に臨みたい。教職指導講座夏の教員採用試験・教育実習の成功に向けて

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