一般公開用「学光」冬号
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重要度が高い重要度が低い アイゼンハワーマトリクス 緊急度が高い緊急度が低いLIGHT OF LEARNINGvol.310目標設定は具体的に行う必要があります。漠然とした目標ではなく、2023年度に履修する科目を受講するスクーリング期、受験する科目試験期等を決めて、明確で具体的な目標・計画を設定することによって、パフォーマンスの向上が期待できます。目標設定は何かの基準で計ることができる必要があります。目標達成のために通教の学修の時間をどのように確保していくのかを考えるとともに、時期を決めて、目標・計画の進■状況を確認しましょう。実現困難な非現実的な目標はうまくいかず、達成不可能なことに気づくとモチベーションが低下して、だんだん行動しなくなります。高いモチベーションで行動するには達成可能な目標を設定する必要があります。自身の生活の中で進められる学修を「見える化」して、実現性を高めましょう。その目標を達成することが何につながっているかを意識すると、モチベーションを高め、継続しやすくなります。自分が立てた目標・計画が、卒業、資格取得につながっていることを意識しましょう。第Ⅲ領域第Ⅳ領域目標を達成する期限を決めないと具体的な行動を決定できません。期限を決めていない目標は、自分の中でいつか頑張ると言い訳になり、結局目標達成の具体的行動をしない可能性もあります。年間の学修計画から、今月、今週の学修を確認しながら、進めましょう。第Ⅰ領域第Ⅱ領域(計量性)(期限) 「SMARTの法則」を意識して立てた学修目標、学修計画が、 「予定通りに進まない」ことは、現実の生活を抱えながら、学修に挑戦している通教生にはよく起こりうることです。「予定通りに進まなかった」ときに再度、現在の自分の学修のMeasurable(計量性)、Achievable(達成可能性)計画通り、順調に進められれば、それに越したことはありません。しかし、思うように進まないことも多くあると思います。 人間に平等に与えられた1日24時間という限られた時間をどのように使っていくのかを考えるとき、「タイムマネジメント」が大切です。「タイムマネジメント」とは「時間管理」ではなく「行動管理」、つまり「自分の仕事のやり方・進め方を管理すること」です。日常に流されず、自分の人生や生活にとって重要なことに、どれだけ自分の行動する時間を使えるかということです。 皆さんはアメリカ第34代大統領アイゼンハワーが時間管理をする際に使ったとされるフレームワーク「アイゼンハワーマトリ 緊急度の高さを縦軸に、重要度の高さを横軸にとって4つに分けられた領域に優先順位をつけて取組んでいくことで、より充実した仕事、生活をしていけることを考えます。 緊急度、重要度ともに高い「第Ⅰ領域」は、まずは取り組むこととして意識されます。次に優先されるのは、ともすると「第Ⅲ領域」(=緊急度が高く、重要度は低い)にしてしまいがちです。しかし、この「第Ⅲ領域」より「第Ⅱ領域」(=緊急度は低いが重要度は高い)の優先度を高くすべきであり、この領域をおろそかにせずに取り組んでいくべきであるとS・R・コヴィは指摘しています。通教の学修が「重要度は高い」がついつい後回しにしてしまうものにならないように意識をしていきましょう。なお、「第Ⅲ領域」「第Ⅳ領域」は簡便化する、思い切って捨ててしまう等の工夫をして、「第Ⅱ領域」により注力できるようにしていきましょう。 最後に、定期的に振り返りの時間を必ず設けていきましょう。「学修計画」が予定通りに進まなかったときの自分の「行動管理」が通信教育での学修ではとても大切です。を再検証し、今年度「何を」「どこまでやり終えるのか」の軌道修正をして、前に進んでいくことが大切なことです。 さあ、いよいよ2023年度開始。充実した学修の1年間にしていきましょう。クス」をご存じでしょうか(右図)。Specific(具体性)M easurableSMARTの法則Achievable(達成可能性)Relevant(関連性)Time-bound

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