9「文学」を学び、今後の執筆活動に活かしていきたい母の死と父の病気が重なり、夢を捨てて帰郷した私を救ってくれたのは創立者の数々の言葉でした。言葉で救われた私は、「言葉で恩返しを」と決意し、技術職の仕事の傍ら、新聞や雑誌への投稿やエッセイにも挑戦。2015年には小さな賞までいただきました。そんなとき、創大通教で文学部開設の記事を見つけました。理系出身で、独学で書いてきたので、文学部で「文学」を学びたいと考え、入学を決めました。今後はここでの学びを活かし、童話の執筆にも挑戦していきます。通教の学びを続けることが、子育てだけにならず、自分らしくいられる源になる2021年10月に第一子の娘を出産しました。つわりの時期や出産直後は勉強できなかったこともありました。子育てと通教の両立は簡単ではありませんが、家族のサポートのもと、レポート作成や試験勉強に取り組むことで、子育てだけにならず、自分らしくやっていけているのではないかと感じています。卒業後は、入学前からの仕事である看護師としてこの2年間の学びを活かし、目の前の生命に寄り添い、抜苦与楽の看護を実践していきたいです。そして創立者や大学へご恩返しができるように力をつけたいと思います。父の介護を通して、より充実した生活のために生涯学び続けることの大切さを実感した今年100歳になる父は認知症が進みながらも、生活を楽しみたいという信念を持っています。私自身もそうありたいと思い、創大通教の教育学部「社会教育主事任用資格コース」に3年次編入学し、卒業。その後、父の介護のために行政の仕事に転職しましたが、法律の知識の必要性を感じるとともに、「社会教育士」の称号を取得したいと考えて、通教の法学部に入学しました。今後はさらに学びを深め、父に負けないほどの高齢になるまで、社会貢献できる自分でありたいと思っています。山本 英樹さん 岡山県在住竹村 亜伊さん 東京都在住岸本 和久さん 和歌山県在住(写真右)働きながら学ぶ子育てしながら学ぶ介護しながら学ぶ学びのカタチ在学生の声
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