2023年度 入学案内パンフレット
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10世代や地域を超えて、多くの仲間が学ぶ創価大学通信教育部。入学の目的やその後の進路も様々です。働きながら勉強し、仕事に活かす人。家族や友人と励まし合って学び続ける人。学びの目標を達成するだけでなく、新たな道を見つけた人もいます。現在、在学中のみなさんも、自身の世界を広げる多彩な学びを体験しています。夜遅くまでレポートに取り組む姿に、お互い刺激を受け、励まし合う1966年の夏、高校生であった私(博さん)は創立者より「全員大学へ行きなさい」との指導を伺いました。当時は経済的にも進学できる状況ではありませんでしたが、今回、通教に入学し、あの夏の誓いを「やっと果たせたかな」と感慨深く思っています。一度は創大で学びたいとパンフレットをみて、まずは科目等履修に申し込みました。私たちは夫婦共働きの中での挑戦で、レポート課題を仕上げて提出することを最優先に取り組んでいます。少しでも高い評価をいただくことを目標として、夜遅くまでレポート作成に取り組む姿に、お互いに刺激を受け、励まし合っています。また、リアルタイムスクーリングでは、海外の受講者から日本とはまったく違う答えが出てきて驚き、多様性にも興味を持ちました。初めて参加した夏期スクーリングは5日間でしたが、青春時代に経験した、創立者とお会いした高校生のあの夏と同じく、新鮮で感動にあふれる日々を過ごすことができました。その後は、正科課程に入学し、学び続けています。卒業後は地域の中で、同世代の方に向けて、学んだことを広げていきたいと考えています。創立者の人間学を深く学び、ヨーロッパにその教育理念を広めるお手伝いがしたい「夢は見るだけでなく叶えるもの」との信条をもって渡英したのが54歳でした。その後、イギリスでガイドをするなかで、たくさんの創価同窓の方々にお会いし、皆さんの振る舞いに感動して、自分も創大で学びたいと考えるようになりました。通教では創立者の人間学を深く学び、自分のものとして、イギリスそしてヨーロッパにおいて、その教育理念を広めるお手伝いをさせていただけたらと思っています。海外ではレポート作成の参考文献を手に入れることが難しく、教科書を何回も読み返しています。それぞれのレポート締切日に焦点をあて、必要があればインターネットで検索もします。勉強を続けるうえで、支えになっているのはイギリス国内に在籍している通教生の存在です。また、1年次のころ、レポート作成が進まず、悩んでいたときに大学事務室から届いた「時間はまだある。自分はできるんだと言い聞かせましょう!」という激励のメッセージは、自分を鼓舞し、前向きに挑戦する力になりました。今後も生涯教育を掲げ、次なる学部に編入学するつもりです。奥田 博さん(夫)×奥田 美子さん(妻) 岡山県在住中里 文子さん イギリス在住夫婦で学ぶ海外から学ぶ

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