実習校の生徒からの贈り物Tukyo Story17スタイルに慣れず、入学当初は「頭がパンクしそう!」と思うこともありました。それでも必死に学修を進めていくと、1年間の流れを理解できた2年目には少し余裕が生まれ、3年目を迎えると「通教のスタイルが私にはあっているな」と思えるようになりました。 入学前に抱いていた通教のイメージは、「一人ぼっちで孤独に勉強していくのかな」という感じでしたが、創大通教には当てはまりませんでした。教員採用試験対策などを含め、一人で抱え込まずに何でも相談できる安心感があり、また、スクーリングの機会を通じて、幅広い地域や年齢層の学友と触れ合うことで「自分は一人じゃないんだ」という実感をもつことができたからです。 年度の始めに大学から配布していただく予定表に書き込みながら、常にスケジュールを逆算し、毎月・毎週の学修計画細かく設定していくことで、計画的に物事に取り組む習慣づけが出来ました。教育実習先の指導教員からも、「教員は、見通しを立てる力を身につけることが大切だよ」と指導していただいたのですが、通教での学修を通して、仕事に活かされる「見通しを持つ力」が養われたことは、大きな財産です。 調子がよくなかったり、眠気に勝てなかったりして、思うように学修が進められない日にも「5分だけは必ず机に向かおう」と決め、「今日も机に向かうことだけは出来た」と思っていると、気がつけば1時間勉強していた、というようなこともありました。受験勉強で使用した参考書 人生には楽しい時ばかりではなく、苦しい時、試練の時があります。しかし、その中にも、価値を見出し、価値を創り出していく生き方が創価教育の「創価」です。子どもたちや保護者の方々から「美知華先生に出会えて良かった」と思っていただけるよう、子どもたちの可能性を徹して信じ抜き、一人一人の幸せのための教育を実践する教員へと成長してまいります。採合格」を達成して、この春から小学校教員として新しいステージに進みました。東京都の教採の参考書やテキストをやり抜いて合格を勝ち取ることが出来ましたが、もし過去にさかのぼって自分にアドバイスできるとしたら、面接練習の講座は受講しておいたほうがよかったなと思います。面接試験を経験して、長時間の面接の予行演習をしているか、していないかは大きな違いだと感じたからです。卒業生インタビューみちかGraduate いじめを乗り越え、教師に 小・中・高と、過酷ないじめを受けました。クラスメイトから心ない言葉を浴びせられ、自分を守るために、喜怒哀楽の感情をいっさい失ってしまった時期もありました。真っ暗闇のような毎日が続いても、希望を持って生きることができたのは、どんな時にも私を信じ支え続けてくれる両親がいてくれたおかげです。 高校2年生の春、めぐり会った担任の先生は、クラスの中で孤立する私に寄り添い、何かと気にかけてくださる方でした。グループワーク中や、休み時間、昼食時にも一人でいる私に、「ちょっと話そうよ」「一緒に食べようよ」と声をかけてくださり、私の置かれている状況を変えようと、学校の中で働きかけもしてくださいました。その姿に、「私も正義を貫き、子どもを徹して守り抜く教員になりたい」という気持ちが芽生え、やがて、強い決意となっていきました。辛く苦しかったいじめの経験が、「強く生き抜いていくための糧」「かけがえのない大きな勲章」となったのです。「通教でよかった」と思えた 子どもたちの心の声を聴くことができる教員になりたいと、養護教諭を目指し、創価大学看護学部(通学課程)を受験したものの不合格。「どうしても創価大学で学びたい!」との思いで、通教の児童教育学科に入学し「4年間での卒業」と「教員採用試験合格」を目指すことにしました。 「自分には縁のない世界」と思っていた通教への進学に葛藤がなかったと言えば嘘になります。履修登録や学修計画など、全て自分で考え、組み立てていく通教の徹して「一人の幸せ」のために 入学時に目標とした「4年で卒業」「教板垣 美知華さん卒業生 東京都在住Tukyo
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