大学HPアップ用-学光11号(一般公開)
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後半の学修について後半の学修について7今年度の通信教育部の学びもいよいよ折り返し地点を過ぎ、後半に突入しました。日々の仕事や家庭との両立を図りながら学び続けることは、決して容易なことではありません。そのような状況下でも、一歩一歩着実に学びを積み重ねてこられた皆さんの姿は、本当に尊く、深い敬意を表します。さて、皆さんは「学び」という言葉をどのように捉えているでしょうか。創立者池田大作先生は、通信教育部開設40周年特別寄稿の中で、「学べば『世界』は広がる。『学ぶ』こと自体が『喜び』であり『幸福』です。『学ぼうとする決意』は、即『希望の光』であり、『学び抜こうとする執念』は即『勝利の光』である」※1と述べています。この池田先生の言葉は、まさに私たちの学びの真髄を突いています。目の前の課題に追われる「苦しみの学び」や、提出期限に焦る「焦りの学び」と感じることもあるかもしれません。しかし、それらの経験もまた、「喜びの学び」「幸福への学び」へと向かうための大切なプロセスだと捉えることができます。「新しい知識や視点を得て、“なるほど!”と膝を打つ瞬間、疑問や苦しみの原因が見え、改善へとつながる瞬間」これこそが、教育学者の汐見氏が言うところの「脳の中に新しい情報処理の回路ができる」※2という「本来の学び」であり、私たちに「喜び」をもたらすものです。もし今、「苦しみの学び」の渦中にいらっしゃる方がいるとしたら、ぜひそれを「喜びの学び」「幸福への学び」へと向かうための大切なプロセスだと捉え、充実した学びを継続していただきたいと心から願っています。「学ぶ喜び」の視点「学ぶ喜び」は人生を豊かにする光折り返し地点後の充実した学びに向けて

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