学光Vol.12(HP用)
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連載第6回〈完〉創価教育と通信教育の歴史  機関誌『学光』創刊号と、開学式のメッセージが掲載された第1巻第4号(池田大作記念創価教育研究所所蔵)天使と印刷工天使と鍛冶職人女性5名のメンバーで、通教生の模範として、連絡を取り合いながら卒業を目指し、卒業後も様々な分野で活躍し、毎年池田にその報告を届けていきました。夏期スクーリング中に開催される恒例の学光祭も、第1回目は夏期スクーリングに参加してから初めて通教生も学光祭があることを知るような状況でした。そこから「創立者」として彼等は、呼びかけ、集まり、テーマから何からすべてを一から作り上げていきます。準備期間などはありません。スクーリングが始まってから残された日数で準備していきました。通教生および多くの教職員が設営から諸準備にかかって、ついに1976年8月25日の夕刻に、第1回学光祭は開催されました。簡単に『学光』の誌面からその様子を拾っていくと、まず通教部長、学部長、学長の挨拶があり、創立者の差し入れが紹介されます。司会も玄人顔負けで大盛り上がりの様子です。滝山東寮グループによる大騎馬戦で始まり、朝霧寮グループの朝霧音頭、シュプレヒコールで「全員卒業するぞー!」、滝山南寮グループの応援団、「巨人の星」の主題歌に合わせて珍プレー実演、寮長の決意文朗読。女性職員の花笠音頭、男性職員のソーラン節。第二部は、本館ロビー(文系A棟)で模擬店やゲームコーナー、S201教室では飛び入りの歌合戦。そこには青春の横溢した姿、「創立者たち」の建設の奮闘を讃え分かち合う姿があります。通信教育部は、孤独に学ぶ通教生を、教職員も学生も一緒になって励まし合いながら、卒業に向かうボートに乗せて、「池田先生の作った大学で学べる」という歓喜の灯火を頼りに、前進していきました。1980年3月には、通信教育部の第1回の卒業生を229名輩出しています。通信教育部の草創期に在籍していたある通教生は、次のように感想をもらしていました。「スクーリングに参加して一番驚いたのは、職員の方たちでしたね。職員の方たちが、とにかく池田先生の代行だと、学生第一、学生を大切に、『池田先生だったら~?』、そういう思いで通教生に関わり、行動してくださっている姿に感動しました。それが私自身の一番学んだこと、人生の原点になりました(趣意)」。このように、通信教育部の草創期の様子を知ることができたのは、通信教育部の機関誌である『学光』の存在によるところが大です。『学光』の創刊号は1976年4月1日に発行されました。通信教育部開学式の5月16日より前に誕生しています。ちなみに「学光」という命名は、池田によるものです。岡安氏の証言によれば、教員が集まって、ああでもないこうでもないと機関誌の名前を検討しましたが、意見がまとまらなかったので、池田に話を伝えると「即座に「『ガッコウ』でいきなさい」と。私は驚きました、「創価大学も学校ですが……」と言いましたら(笑い)、創立者は、「そうじゃないんだよ。『学は光』ということだよ。ある哲学者の言った『無学は闇。学は光』の言葉だよ」と。それを委員会にはかりましたが、もう誰も反対せず、『学光』が雑誌の名前になったわけです。今や、「学光」は通信教育部の根本精神を示すモットーとなっております。」(前掲「創価大学の開学を語る―創立者の大学構想を中心に―」179頁)という経緯があったようです。創刊号からしばらくは、「学光」はソクラテスの言葉が由来であるという説明書きがあるのですが、実際調べてみると「学は光」という直接的な言及はありません。池田自身も「かつて私は、牧口先生が愛された「学は光なり、無学は闇なり」との言葉から、通信教育部に「学光」の二文字を贈りました」(『池田大作全集』第61巻、聖教新聞社、2002年、44頁)と語っています。牧口も「無学は闇、学は光ということばもあるが」(辻武寿編『牧口常三郎箴言集』、第三文明社、1979年、191頁)と述べており、どちらの言及も牧口自身が作った言葉ではないことを示唆しています。名言辞典などでは、ロシアの諺や、ツルゲーネフの『処女地』が出典となっていることが多い言葉です。由来はともかく、池田は、次のように意義づけています。「「学光」――学の光をもって、わが人生を、そして、社会を照らしゆくのだ。それは、創価大学の通信教育を象徴する永遠の指針が決まった瞬間でもあった。」(池田大作『新・人間革命』第23巻、聖教ワイド文庫、2015年、124頁)。「創価教育と通信教育の歴史」というテーマを執筆するに当たって、先行研究として参考にしたのは、塩原將行「創立者の大学構想についての一考察(1) 通信教育部開設構想とその沿革」(『創価教育研究』第5号、創価教育研究センター、2006年)です。1978年に創価大学通信教育部の職員となっ19機関誌『学光』の誕生創価教育における通信教育の意義

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