学光Vol.12(HP用)
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来年度の学修に向けて来年度の学修に向けて来年度、あなたの学びが、社会の希望となり未来を切り拓く鍵となるように、ここから学びの歩みを始めましょう。その参考として、教育の未来に向けての望ましい未来像が示されている、OECD(経済協力開発機構)がコンセプトノートとして公表している「OECD Learning Compass 2030」をみていきます。このコンセプトノートには、私たちの望む未来(Future We Want)、つまり個人のウェルビーイングと集団のウェルビーイングに向けた方向性が示されています。その中で、複雑性や不確実性に適応し、より良い未来を創造できるようにするため、学習者は各自、より良い未来の創造に向けた変革を起こすコンピテンシー(知識、スキル、態度及び価値を含む包括的な概念)を備える必要性が述べられています。良い未来の創造に向けた変革を起こすコンピテンシーとして、大きく「新たな価値の創造(creating new value)」、「緊張やジレンマの調整(Reconciling Tensions and Dilemmas)」、「責任を持つこと(take responsibility)」の3つが提示されています。学習者が新たな価値を創造する際には、問いを立て、他者と協同し、既存の枠組に捕らわれないように考えようとします。そうすることで、不確実性や変化に直面したときに、より準備が整い、レジリエンスを高め、目的意識や自己肯定感を育むことができます。通信教育部での学びにおいても、自ら問いを立てて探求を進めることは大切です。そして、学びあう仲間と一緒に協同することで、あらたな気づきがあったり、わからないことがわかったりするでしょう。また、教科書から学んだ既存の枠組を実社会に適応しようとする際に、その枠組に捕らわれすぎると硬直しかねません。そのため枠組の外から見直すことも大切にしてください。そうすることで、新しい発見があるかもしれません。次に、「緊張やジレンマの調整」についてみていきましょう。緊張やジレンマを調整するためには、物事を多様な視点から捉え、それらの異なる見方がどのように緊張やジレンマを生み出すかを理解する必要があります。また、自分とは異なる意見を持つ他者に共感と敬意を示す姿勢も求められます。対立や解決が難しい問題に対して向き合うとき、創造性を働かせて新しく異なる解決策を提案する力も必要でしょう。通信教育部の学びにおいて、自分の興味関心に捕らわれすぎず、多様な科目を履修することで多様な視点を得ることができます。多様な視点を持つことで、なぜ、自分とは異なる意見を持つのかについて理解が進み、他者に共感と敬意を示すことができるようになるでしょう。最後に、「責任を持つこと」について考えてみましょう。これは、行動や行為が自分自身だけでなく、他者や社会に対しても責任を持つ意識が大切だということです。倫理観が大切です。学問においても倫理観は必要です。特に学問に対する誠実さ(integrity)は重要です。例えば、レポートを作成する際に、生成AIの出力をそのままコピーして提出することは許されませんし、学問に対して誠実ではありません。こうした責任を持つことができない行動や行為は、自分自身の信頼も失いかねません。これら3つの変革をもたらすコンピテンシーについてみてきました。何かの参考になれば幸いです。3通信教育部 副部長 経営学部 教授望月 雅光未来をつくる学びへ

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