一般公開用「学光」春・夏 号
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LIGHT OF LEARNINGvol.16学長・通信教育部長 新入生歓迎挨拶労苦の中に喜びと価■■■値を創造しよう 創価大学通信教育部へご入学された皆様、おめでとうございます。私はこの4月に新たに学長に就任いたしました。皆さんと同じ「1年生」ですので、スタートに当たって通信教育の意義を振り返ってみたいと思います。 小説『新・人間革命』第23巻〈学光〉の章には、「この通信教育が成功すれば、創価の民衆教育の新しい歴史の扉が開かれます」「私が恩師から託された悲願を実現する担い手こそ、創価大学に学ぶ通教生であります」等と綴られています。創価大学の通信教育部は1976年に開設されましたが、小説にも描かれているように、その構想は創価大学の設立と同時にあったものです。創立者・池田大作先生が「師と弟子が、互いに“信”を“通”わせ合う教育」とも表現されている通信教育は、通学課程とともに創価大学の両輪をなす存在です。 皆さんの中には、夜の短い時間しか学習に取り組めない方もおられるでしょう。また何十年ぶりに学問を志した方もおられると思います。それぞれ困難はあると思いますが、苦しい分だけ知識を身に付けた喜びは大きく、積極的に求めた分だけ大きな成果が得られます。 創価大学開学時に創立者より贈られたブロンズ像には、「労苦と使命の中にのみ人生の価たから値は生まれる」という言葉が刻まれています。新たに通信教育で学びをスタートさせた皆さんが学問の喜びに触れ、この言葉通りに一人残らず卒業の栄冠を勝ち取られることをお祈りしています。学長 鈴木 将史学ぶ喜びを価値創造の源泉に 新入生の皆さん、創価大学通信教育部へのご入学、誠におめでとうございます。教職員一同、心から歓迎しお祝い申し上げます。 私は今年度より通信教育部長を拝命いたしました吉よしかわ川成せい司じと申します。学生の皆さんお一人お一人がその志を果たすことができますよう鋭意努めてまいります。昨年、通信教育部は、開設45周年の節目を刻みました。この労苦と使命の礎に立ち、更なる高みを目指して共々に前進を開始してまいりましょう。 次なる開設50周年への起点となった昨年の夏期スクーリングに際して、創立者・池田大作先生は、「わが創大通教の皆さんこそ、民衆の連帯に立脚しつつ、新時代の先頭を走りゆく、価値創造の走者なりと胸を張っていただきたいのであります」と、万感こもるメッセージを寄せてくださいました。 皆さんの学びの力走はそのまま時代を先駆する価値創造であり、その価値創造の源泉は、「学ぶ喜び」にあるといえましょう。ガリソン博士は「私たちが目指すべき教育の最重要の目標は、『学ぶ喜びを学ぶ』ことであり、その喜びを生涯にわたり求め続けるための方途を学ぶことにあります」と述べています(池田大作/ジム・ガリソン/ラリー・ヒックマン『人間教育への新しき潮流』)。 学習の計画や目標を成し遂げた達成感、知識を得て広がる人生観・世界観、同学の友との心の触れ合いなど、自他共の智慧と慈悲から開花する学びの喜びあふれる学生生活でありますよう衷心より念願しております。通信教育部長 吉川 成司

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